『スマホ脳』感想。スマホは脳が依存するように作られている

実用書

コロナ禍の2020年に出版され、ベストセラーとなった本です。2021年に1番売れたんだとか。

今や誰もが持っていて片時も手放せないスマホが、私たちの脳に与えている影響を解説しています。

「私、スマホいじってばっかりだわ~」という人は読んだら少し控えようという気持ちが起きるかもしれない本です。

皆さんこんにちは、ひよです。

話題となっていた『スマホ脳』を読了しました。

コロナ禍に発売され、書店の店頭によく並んでいたのでずっと気になっておりました。

この書籍を読むと、

  • 人類の脳の進化とスマホの関係
  • ストレスとは何か
  • スマホがいかに人を魅了するか

がわかります。

ひよ
ひよ

この本を読んでいる途中から、とりあえず、仕事中はスマホをポケットではなくカバンにしまうようにしました。

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『スマホ脳』の概要

基本情報です。

著者:アンデシュ・ハンセン

出版社:新潮社

発売日:2020年11月18日

著者について

著者のアンデシュ・ハンセンさんは、スウェーデン出身の精神科医で現在も病院に勤務しています。出身大学は、ノーベル賞の選定で知られる名門カロリンスカ医科大学だそうです。

また、ストックホルム商科大学でMBA(経営学修士)も取得しておられるそうです。

アンデシュ・ハンセンさんの他の書籍としては、『一流の頭脳』があります。

2018年に出版され、スウェーデンで大ヒットした書籍です。

私はまだ読んでいませんが、今度読んでみようかと思います。

あと、本の裏表紙に載っている写真を見てもらったら分かりますが、著者イケメンです。

内容をざっくり

人間の脳の成り立ちと、最新の研究結果をもとに、スマホが私たちに与える影響について述べています。

人間の歴史的には、ここ数年で一気にデジタル化が進みスマホを持つようになったけど、脳はスマホを使うようには進化していないんやで。っていう話です。

この本の内容だと、著者が文中で何度も言っているように「卵が先か、ニワトリが先か」っていう問題があって、「こんなんこじつけだろ!」と思う人もいるのかもしれないです。

ただ、私は、「本に書いてあるから全部正しい」でも「この本は間違っている」でもなく、自分で読んだうえで、「こういう考えもあるんだな」と知ったうえで、それを自分のモノにするかそうでないかは自分で取捨選択していくものだと思います。

ひよ
ひよ

私は感化されやすいタイプなので、少し実践にうつしていきます。

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『スマホ脳』のレビューと感想

ここからは、この本を読んで、知ったこと・感想を書いていきます。

脳はスマホを使うようには進化していない

人類が生まれてから今までの期間の中で、コンピュータや携帯電話が当たり前な期間はわずか0.03%しかなく、

スマホ・Facebook・インターネットが当たり前にある期間は、ほんのわずか0.01%しかないそうです。

逆に、人類が生きてきた期間の95%は狩猟採集民として生きてきたので、人間の脳はインターネットを使うように適した進化はしておらず、狩猟採集に適した進化をしているんやでって話です。

この具体例として、身体が生きるためにカロリーを欲して肥満になること、が挙げられています。

まあ、そう言われればそうなのかなって感じです。

人前で喋る恐怖を感じるのは遺伝子に組み込まれた人間の本能

ストレスを感じるのはHPA系というシステムで、これは人間以外にも犬・猫・サルなど脊椎動物が持っているシステムらしいです。

このHPA系が進化の過程でどのように働いていたかと言うと、例えば、

ライオンに遭遇→HPA系が「気をつけろ」と警告→心臓を強く速く動かす

という感じです。

心臓を強く速く動かすのは、ライオンに遭遇した場合「攻撃するか、逃げるか」つまり『闘争か逃走か』しないといけないが、どちらの場合にも、素早く動くため筋肉に大量の血液が必要です。

だから、ストレスにさらされると心拍数が上がるようです。

さらにストレスにさらされると、そこから逃れたいという本能のため、体が以下のような反応を示すと書かれています。

  • 筋肉が闘争・逃走に備えて準備をしているので、身体が落ち着かない
  • ずっと警戒状態が続きエネルギーを消費するので、疲労感
  • 「闘争か逃走か」に備えているとき、身体は食べ物の消化吸収を後回しにするため、おなかが不調になる
  • 身体が闘いに備えているとき、酸素と栄養を供給するため血液が筋肉に集中する。口内の唾液腺は、血液から水分を取り出し唾液を出しているが、そのために使える筋肉が少なくなるせいで口が乾く

これは一部で、この他にもたくさん異変が出てくるそうです。

 

ここで、なぜ人前で喋るとストレスになるかというと、

人間は進化の過程で「共同体から追い出されないこと」が何よりも重要だったかららしいです。

人前で喋るときは、他人の目が向けられ評価を下されるため、「集団から追い出されたらどうなるか」という想像が脳のストレスのシステムを作動させるんだとか。

 

私は人前で喋るのが本当にストレスなので、この話を知って、「遺伝子に組み込まれてるならしょうがないな」と受け入れることにしました。

私は、喋っていると脈拍が運動後並みに速くなるし、喉がからからになるタイプです。

スマホがいかに人が夢中になるように開発されたか

ドーパミンは、脳内の伝達物質の1つで、「やる気」を出させてくれる物質です。

例えば、おなかが空いてるときに食べ物が目に入ると、脳内のドーパミン量が増え、食べ物に集中するようになります。

そして、スマホにSNSの通知が届いてもドーパミン量が増え、これにより、私たちはスマホを見たい衝動にかられます。

 

フェイスブックやTwitterの開発者たちは、「どのような仕組みにしたら、よりドーパミンが増加し、人々がスマホに集中せざるを得なくなるか」を徹底的に研究しシステムを開発したんだとか。

だから、スマホが見えるところにあったりポケットの中にあったりすると通知が来ていないか気になるし、スマホが見当たらないと中毒者のように必死に探すらしいです。

中毒になるように開発されてるんですね。

 

我々がどれだけスマホを気にしているか、という心理学的なテストもいろいろされていました。

例えば、

  • 試験の際、スマホを机の上に置いて受験するグループ(スマホの使用は禁止)とスマホを教室の外に置いてきたグループでは、後者のほうが成績が良い
  • デート中、テーブルの上にスマホを置いておくほうが、置いていない場合と比較して、デートがつまらなく感じやすい

などなど、いろいろあって面白かったです。

 

デートの時に、相手にスマホをしまわせる方法も教えてほしいですね。

【まとめ】集中したいときはスマホを遠くへやったほうが良い

何はともあれ、スマホが近くにあったら気になるし、ついつい触ってしまうのは誰もが体感していることでしょう。

集中して勉強したいときなどは、スマホを違う部屋に置いたほうが成績も伸びるかもしれませんね。

かく言う私の家はワンルームなので、目に見えないところに置こうと思ったらお風呂かお手洗いしかありません。

仕方ないので、スマホは目の前に置いてブログを書くし、勉強もします。

スマホが手放せない人達は1回読んでみるといいかもしれないな、と思いました。

それではこのへんで。

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